こんにちは。
東京秋川渓谷のアクセサリー工房OWNPの店主たくちゃんです。
第3回目となったcodomoマーケットのレポートです。
2018年12月16日(日)
朝8時半。
お父さんお母さんと子ども出店者が続々とやってくる。
手際よく机の上に所狭しと商品が並べられていく。
商品にかわいい字で値段が貼られていたり、くじの景品にアルファベットが貼られていたり、素敵なお店の看板ができていたり、超力作のマシーンができていたり。
子どもたち、それからお父さんお母さんの汗の涙の結晶で店内の気温がぐんぐん上がっていく。
今日という日を楽しみにしながらも、なかなか進まない準備に、今日という日にストレスを感じたこともあったと思います。お父さんお母さん、ご苦労様でした。
それでも商品を並べる子どもたちの目は輝いていて、第3回codomoマーケットも開始時間には最高の雰囲気が出来上がっているのでした。そしてあぁやっぱり開催してよかったなぁとしみじみスタート前から思うのでした。笑
codomoマーケットでの基本的なルールは2つ。
ひとつは子どものアイデアであること。
ひとつは売り上げたお金はすべて子どものものにすること。
大人は子どもがポロっと言ったアイデアを拾って誘導していく役目かな。手間も時間も時にはお金もかかるし、とってもめんどくさいし、すごく大変。先回りして指示しちゃった方が何倍も楽。
でもcodomoマーケットのルールでそれはしちゃダメ。
子どもが”やったー自分で稼いだぞー!”という体験をするためのサポートに徹するのがルール。
codomoマーケットに出店してるお父さんお母さんは本当にいろいろ工夫してる。すごい。
釣りくじ、クリスマスツリー作りワークショップ、手作りアイロンビーズショップ、おもちゃ屋さん、アクセサリー屋さん、クレーンゲーム屋さん、と今回もたくさん楽しませてもらった。
出店者同士でも買い物をしあい、仲良くなったり、とっても和気あいあいと時間は進んだ。
そして、子どもたちは自由に使える本物のお金を手にする。
今回もたくさんの優しさで子どもたちはたくさんの売り上げを上げた。
これまで出店して売れなかった子はいない。
これは出店してみるとわかる。
たとえひとりもお客さんが来なくても子どもの商品は売れるのだ。
そして、codomoマーケットに出店した子どもたちはそこで稼いだ本物のお金で好きなものを買うのだ。
きっと最高だろう。
お菓子を買ったり、漫画を買ったり、ゲームを買ったり。
大人から見れば歓迎できない買い物もあるかもしれないけど、子どもにとっては、自分の力で稼いだお金でなにかを手にする。
こんなにスペシャルな体験はない。
小学2年生の100円の価値は大人のそれの何倍も高いわけだし、その体験は代え難い。
もしかしたら、子どもにはあまりお金を持たせない方がいいのでは?という考えもあるかもしれない。
僕の考えは、お金から遠ざけない方がいいと思ってる。小さい頃からどうやったらお金が稼げるかを考え、実際に稼いでみて、大いに無駄使いをし、あー失敗したぁという体験をし、その体験を元に今世の中のシステムはこうなってるんだよということをできるだけ早めに教えられたらと思ってる。
お金を稼ぐことは目的ではない。
子どもはおそろしく鋭い。事の本質を生まれながらに理解してる。というか社会通念にまみれていないので、まだ忘れていない。と言った方がいいかな。
目的は、社会に価値を提供して、人と繋がり、幸せだなぁと感じながら生きることだと思う。
お金のことをあまり深く考えないまま大人になって、社会に出るタイミングで初めてお金についてリアルに考えて、時間を売ってお金に変える選択肢しか持っていないというのは、うちの子どもたちが大人になる10年後にはもうかなりヤバいから、
自分はどんなことが好きで、どんな価値提供ができるのか。
それを考えるのが大事だと思うし、考え始めるのに早すぎることはないと思う。
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<<第4回codomoマーケット>>
2019年2月17日(日) 10:00〜12:00
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