今カオサン通りのレストランでブルーベリークレープとホットティーをオーダーしたところ。
14泊15日の一人旅、最後の夜。
長いようであっという間に過ぎた2週間だった。
でも1週間前のジャイプールでのことを思い返してみるとなんだか遥か昔のことのようにも思えてくるから不思議。
カオサン通りは相変わらず大音量の音楽に話し声笑い声、なんとかデシベルで表せば相当な値をはじき出すはずだけど、
あーーーーーー
気持ちいい。
すべては気の持ちようってやつだ。
2週間やりきった充実感と、明日タイを離れる寂しさと、明日家族に会える嬉しさと、いろんなものが混ぜこぜになっている。
ここに来てやっぱりあらためて。
タイ王国、好きだなー。
一人旅、好きだなー。
この2点。
あらためて。
この旅で。
この国はほんと観光大国だね。
このカオサン通りとかもう圧倒的。
みんなちょー楽しそう。
ずっと観光客として楽しませてもらいたい。
どこの店員さんも楽しませることに長けているし、なんか働いてるって感じがしないんだよね、楽しんでる。圧倒的に外向きだし、圧倒的に明るいし。
人はつまるところ難しいことはすべてすっぽかして、肩の力を抜いてた方がいいパフォーマンスができるんだろうな。
そんなことにいつもながらあらためて気づかされる。
タイは30回目くらいになるんだけど、そんなに何度も同じところに行って楽しいのかって聞かれても、うん楽しいって答えるしかない。
タイに行くのは世界遺産を見に行く旅行とはちょっと違って、ただ楽しみに行く感じって言ったら近いかな。喫茶店に行くように、温泉に行くように、海に行くような感じでタイに行きたい。
それくらいがちょうどいい。
それこそ”リラックス”しに行くところなのかもしれない。
何もしなくたってこうやってレストランでブログを書いてるだけで最高だと思える場所だ。
タイは魅力的な国だ。
ブルーベリークレープとホットティーはとっくに食べ終わって、二杯目のアイスレモンティーを注文し、そのレモンティーももうそろそろなくなりそうだ。
そろそろ宿に帰ろう。
最後に。
ここタイに”石の買い付け”で来れてるこの状況はボクにとってこれ以上ない理想中の理想なんだ。
だから、
たとえば卸問屋街を歩き回って足を棒にすることくらい塵みたいなものだし、
数多の原石や小さなルースひとつひとつ選別し目を充血させることくらい霞みたいなものだし、
汗で首がベタベタになることくらい粉みたいなものだし、
強引なセールスの対応や様々な価格交渉くらい微塵粉みたいなもの。
ほんとにそうなんだ。
すべてのことが楽しくて仕方がないんだ。
石の買い付けは、自分の作品のためと仲間の作家さんのためと、まだ見ぬこれから出会う作家さんのために買い付けている。
自分の作品にしても、仲間からもらうオーダーにしても、高い価値が提供できるよう目を血走らせられることはなにより幸せだ。
これからも自分だけにしかできないとまでは言わないけど、喜んでもらえる価値提供ができるようにがんばります。
もう一杯ドリンクをオーダーしろと素敵な店員さんが言うので、そろそろ宿に帰って寝ようと思います。
あー楽しかった。
ほんとにどうもありがとう。
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