今年で6回目になる「縄文キャンプ」。

主催は児童文学作家の芝田勝茂さん。

(ぼくらは、”おやぶん”って呼んでる)

この人と、この人のまわりに集まる人たちと

一緒になにかがしたくて5年前の第1回から毎年参加させてもらってる。

子ども24名、大人、スタッフ合わせて35名。

「縄文人の心の火」を現代のわたしたちの心にも、

ともしてみようとした「縄文キャンプ」。

集大成となる第6回の「縄文キャンプ」を振り返ってみる。

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期待と不安を胸に集まってくる子どもたち。

毎年来てる子も初めての子もバスの中で遊んで笑って。

打ち解け少しずつ緊張が溶けていく。

この時間、瞬間が好き。

緊張は上質なリラックスに繋がってる。

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古民家に着いたら土偶を作ったり竪穴住居を作ったり。

汗だくになりながらみんなで手を動かす。

ちょっとだけ縄文人の気持ちを想像してみながら。

土偶は粘土で作って焚き火で焼く。

縄文人たちはなにを祈り粘土をこねたんだろうね。

今も昔も土偶は、土と水と火と人の手で作られる。

それだけは同じだね。

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竪穴住居はとにかく穴を掘る、掘る、掘る。

地面の上に建てるのではなく、穴を掘るのが竪穴住居。

縄文人はなぜ穴を掘って暮らしたのか。

やっぱり体を動かしてやってみると少しだけわかることがあるような気がする。

草や虫と同じ目線になること。

大地との一体感。

土に囲まれる安堵感。

ちょっとだけ縄文人の気持ちを感じることができたのかな。

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ご飯はみんなで力を合わせて作る。

ぶどうの木を薪にして羽釜でお米を炊く。

野菜を切って味噌を溶かして豚汁を作る。

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夜は温泉へ。

温泉から出ると、あたりはすっかり夜。

街灯のない夜道は闇。月明かりと星の光だけ。

キャーキャーこわいこわーい

夜は暗いんだね。

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縄文時代を想像してみる

・・・

・・・

夜は完全な闇

茅葺の向こうには獣たちの息、声

喰うか喰われるか

身を寄せ合う

10人ほどの集落、家族。

火を焚いて命を守る。

闇の中には獣たち、それから神々の存在があった。

神々はわたしたちのあり方次第で姿を変えた。

火を囲み、集い、祈り、畏れ敬い、歌い踊った。

そして眠った。土の中で眠った。祈りながら。

・・・

火は焚いてはいるものの、闇の中で目を閉じ無防備になることは縄文人にとってとても危険なことだったろう。眠ることには”死”が含まれていたのかもしれないと思った。

だからこそ日が昇り、目を覚ます、”生”の輝きは強かった。

・・・

・・・

などと、想像してみる。

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縄文キャンプでは夜、近くの神社まで二人一組で散歩したり、火を囲んで歌ったり、踊ったり。

暗闇の中、燃える火を見るという行為は、太古の昔から変わらないことなんだろう。

とっても心が安らぐし、飽きない。

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火を見つめてるといつもは忘れていることを思い出しそうになる。

遠い昔のふるさとで会った人のこととか。

・・・

・・・

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太陽が昇り、新しい一日がはじまる。

渓谷の水は清らかで美しかった。

花崗岩、石英、雲母。

地球のかけらが真夏の太陽に反射してキラキラ光ってた。

ああもうすぐお別れなんて。

カメラに向かってピースサイン。

・・・

・・・

ふと思い出す

こんな光景をみたことがあると

やっぱりキミに遠い昔会ったことがあると

それと同時に

この瞬間が刻まれたこともわかる

きっといつかまたボクはキミを思い出す

お別れの時は刻一刻と近づいてくる。

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散らばった荷物をカバンにつめて、

覚えたばかりの歌を歌う。

・・・

大きな宇宙船(ふね)がいま 岸壁(みなと)をはなれる

デッキに立って手をふれば よみがえる思い出

ほとばしる岩清水 きみのほほがぬれている

きみがはじいた水がぼくのかおにあたる

うれしい時も 悲しい時も ここはなみだの星

笑ったり 泣いたり

いつかなみだの川をわたる きみに出会うために

(今年の縄文キャンプのテーマソング、「袖ひぢて」作詞:芝田勝茂 作曲:粂川拓也)

・・・

”また会いたい”と”もう会えないかも”は同じ意味だって

誰かが言ってた。

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なんか途中からセンチな感じになっちゃった。

ていうのも6回続いた縄文キャンプも今回でラスト。やっぱりちょっと寂しいからかな。

またなにか新しい形でワクワクすることを一緒にやりましょうね、おやぶん。

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